S.E.A.通信
これまで、出会えてよかった!と思う本はたくさんありますが、育児本ではこちらがベスト。
時々読み返しては元気をもらっている、私にとってはなくてはならない大切なもの。
女性に限らず男性でも、出産に興味がなくても、人であれば誰でも心打たれる内容です。
あとがきより抜粋
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私は思うのです。社会も一人ひとりの人間が作っているもの。どのような問題も人間そのもののうえに表現されたものでしかないと。国や地域や学校で、できる限り、あらゆる方向からの取り組みをすることはもちろん必要ですが、その一方で、個人や家庭でできることもたくさんあるはずです。
個人が変わることは、社会が変わっていくことのいちばん基本にある大事な要素です。個々が自分を愛し、他者に思いやりと感謝をもって、日々を楽しく暮らせるような健全さをもっていれば、社会も必然的に健全な状態になっていくでしょう。
次の時代、これからの社会を担っていくのは、いまの子どもたち、これから生まれてくる子どもたちです。もし子どもたちのからだや心が病んでいれば、私たちの未来、地球の未来が病んでいくということになります。そういった意味で子育ては最高の社会参加であり、未来を創るかけがえのない仕事です。
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ここ数日、TPP問題で心が痛いです。日本はどうなるのでしょう???
気持ちは暗くなるばかり。でも、このあとがきを読み返し、だからこそ私は目の前のことを頑張るのだ!と気持ちを切り替えました。
著者は5人の子供たちを自宅にて夫婦、もしくは一人で産み、自然育児・マクロビオティックを実践研究し、普及に力を注いできた方。現在は次世代の心・体・魂のために、食や教育にまつわる相談・講演・執筆活動を行っています。
5回の出産の回想記『自然に産みたい』もとてもおすすめです。
この本を読むと、もっと子どもを産みたい!と思ってしまうので、私はもう開かないことにしました(笑)