S.E.A.通信

清水恵子 スタッフ紹介

子育て日記⑤ ~続・お産もできるだけ自然なスタイルで! 自宅出産という選択~

前回の子育て日記④の続編です。
 
第1子を湘南鎌倉病院で産んだのち、第2子では自宅出産を試みたのですが、これもまたとても素晴らしい経験でしたので紹介させてください。
 
まず第一に考えたのは、娘にどのように立ち合わせるかでした。湘南鎌倉病院では家族の立会いが可能でしたが、病院というのはやはりどこか緊張感がありますし、リラックスできる場所とは言えません。当時3歳の娘にはちょっと・・・と多少の不安
というのも長女出産の入院中に、5歳くらいの女の子が立会いをしていたのですが、母親の苦しそうな姿にパニックになり、廊下でパパになだめられるも効果なく、ずっと泣きじゃくっているという光景を目にしていたので、もしあのようになった場合、夫にも立ち会ってもらえず一人で出産かぁ・・・と思うとさらに不安を感じたのでした。
 
次に、お産直前に現在の住居に引越しをして、病院から遠くなったことです。でも、この引越しのお陰で近くになったのが齋藤助産院。しかも湘南鎌倉病院と提携しています。茅ヶ崎市芹沢にあるのですが、自宅から車で20分の距離。自宅出産も扱っています。さらに私が健診でお世話になりはじめる少し前の時期に古くなった旧助産院から新築の助産院へ移転とのこと。
マンションから戸建に引越しをして自宅には和室もある(もちろんお産は洋室でもよいのですが、私的になんとなく)。入院しなくてすめば娘ともずっと一緒にいられるし、立会いも自然です。
ならば・・・これは自宅出産???
 
ということで、ここからは自宅出産に向けてのリサーチ。
身近な親戚や友人では経験者がいないし、親たちの反応も「ほんとに大丈夫なの?」と不安そう。
 
とにかく情報収集。本を読み、ネットで検索。それから、実際に助産院へ行ってみる。
 
調べれば調べるほど、わくわくしました。1度経験していたとはいえ、お産の素晴らしさ、女性の体のしくみの素晴らしさ、まだまだ知らないことはたくさんあったのです。
 
あんなふうに、こんなふうに、あれもしよう、これもしよう、と2度目のバースプランは1度目とは比べものにならないほどの内容になり、そしてこの思いを齊藤助産院はすべて受け止めてくれました。
 
私が読んだ本を少しご紹介。
 
『えらぶお産』 大葉ナナコ著
 
予定日より早く、しかもスピード出産(母子手帳に書かれた分娩時間は1時間6分)だったため、出産自体はあっという間でしたが、37週からは往診していただけるので臨月の体で病院に行き、健診の度に長く待たされたりするような苦労もなく。当日は朝から前駆陣痛、もともと往診日だったので焦ることなくいつも通り過ごして、午後には助産師さんが来てくださり『今夜あたり生まれるかもね~』なんて会話のやりとり、自宅だからこそその後お風呂に入ってリラックスしたり。結果的にはその2時間後ぐらいに生まれてしまいました。
  
へその緒カットは夫と娘が、助産師さんが薬味(ちなみに生姜醤油水菜添え(笑))を用意してくれて胎盤を食べ(流れで私と夫だけでなく、母も妹も)、出産直後でも数時間後には赤ちゃんを囲んで家族で就寝。誰にも気兼ねすることなく、緊張も不安もない、まさにすべてがナチュラルなお産になりました。
 
前回の健診時に助産院で借りてきて現在読んでいる『アイナ・メイの自然出産ガイドーこころとからだ・産科学を活かす知恵』も非常に興味深く、参考になっています。
2度の陣痛の痛みはもちろんですが、2度目の出産後の後陣痛と、背中や肩の筋肉痛が辛かったので、これらを思い返すと『あ~またあの痛みかぁ・・・』と近づく3度目のお産が憂鬱になるのですが、この本を読んでいたらまた出産できることがとても幸せで、楽しみな気持ちになってきました♪
 
11月21日(日)『お産カーニバル2010 第12回いいお産の日 in 湘南』というイベントが江ノ島のかながわ女性センターで開催されます。齋藤助産院内に実行委員会があり、今年の講演は、湘南鎌倉病院の井上裕美先生と、先ほど本をご紹介したバースコーディネーターの大葉ナナコさん。 無料で受講できるマクロビオティック講座は、ラズベリーリーフサロンでおなじみのナチュラルライフ&ヒーリングフード kuu-kuu さんの担当です。
 
いろいろなブースがありますので、江の島観光も兼ねて家族で遊びに行かれるのもよいと思います。人生に何度とはないお産というイベント。吉村先生の本のとおり、☆幸せなお産☆は日本のみならず、世界を変えると思います!

記事一覧|2010年9月

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