S.E.A.通信

小菅 円 自己紹介

「相模国府祭」に行ってきました

2018/05/05(土) 小菅 円

今日は2年ぶりに大磯町の「国府祭(こうのまち)」へ行ってきました。


 道路の奥に見える緑濃き森が神事(座問答(=席争い))が行われる 「神揃山(かみそろいやま)」

 登山道のような階段を登って祭場へ向かいます。

 雲一つない絶好のお祭り日和です!

 

 

六社が集まり神事が行われる場所は、もともと丘のこじんまりした空地なので、

2年前も急な斜面に貼り付くように腰を下ろして、

寒川神社さんと川匂神社さんとの「席争い」を拝観した記憶があります。

が、今年は天気も日程も良かったからでしょうか、

沢山の人だかりで、腰を下ろすどころか、

残念ながら、ほとんどお祭りの様子を観ることが出来ませんでした。

辛うじて人の頭の上から観ることが出来たのは、

「力石」から投げられる「餅まき(ちまき)」くらいかな?


   神事の後、人だかりが無くなってからやっと近付けた「力石」とその「故事」 


それでも、新緑香るこの小高い丘を吹き抜ける風は快く、

身も心も洗われたような心地がしたのは何故でしょうか?

お祭りに一緒に行った90歳近い母が、帰ってきてから

「なんか背筋がピンと伸びて歩ける気がする」と言うので、

やはり強力なパワースポットなのかもしれない!?

 
さて、「国府祭」は現在は5月5日に行われていますが、

母が子供の頃は6月21日の「田植祭り」の時だったそうです。

そして、千年以上続いているということですから、

当然、江戸時代にも毎年「いずれ明年まで・・・」と

座問答をやっていたいたわけで・・・。

その江戸時代のとある時に、

「国府祭」を終えた寒川神社の神輿が寒川へ帰る途中、

梅雨の時期で水嵩が増していた馬入川で、

「浜降り祭」のきっかけとなる「御神輿流失事件」が起きてしまう・・・と、

昨年の「別冊S.E.A.通信」に掲載させて頂いたお話へと続くのです。


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