S.E.A.通信

清水恵子 スタッフ紹介

子育て日記⑫ ~オルファースの世界~

夏休み、3人の子どもたちと過ごす時間が普段より多くなり、一緒に絵本を楽しむ時間が増えました。

学校や幼稚園がある時期は、夜寝る前に一冊読んであげるだけ。一日の疲れと、翌日を思って早く寝かせなくては、と、ちょっとせわしなくささっと読んで終わらせてしまうこともしばしば。

でも、今は、朝の時間をゆっくり楽しむことができるので(だいたい6時頃ですがね)、お布団の上でごろごろしながら寝起きの絵本タイム。というのも、私より先に起きた子どもたちが、私がなかなか起きないので、絵本を開き、しばらくは自分で読んでいるのですが、やっぱり読んで欲しいということになり 『ママ早く起きて!! この本読んで!!』 と、1日がスタートしたりするわけです。

これは夏休み中ならではの幸せなひとときだなと思います。だって普段は、目覚ましと戦って、ガバッと起きてお弁当作りや洗濯にとりかかる必要がありますからね(笑)

夜に読んでも素敵だけれど、朝に読むとますます素敵な絵本たちがあります。

ジビュレ・フォン・オルファースの絵本。親子で魅了されています。

 

森のおひめさまちょうちょのくに

 

今朝のリクエストは 『ちょうちょのくに』。表紙をみていただくだけでも伝わると思うのですが、自分たちもふわふわと飛んでいけそうな、とても幸せな気持ちになります。

はじまりをちょっとご紹介。

とおい とおい はるかな くにで

しあわせに くらす ちょうちょたち

さなぎのこどもは ひがないちにち

ゆめのおにわで あそびます

 

こんな風に優しく心地よい文章が、これまたほんわか温かく美しい絵とともに続くのです。

私が特に好きなのは、2ページ目。“あかちゃんのいもむしさんたち”のページです。
みどりのはっぱのジュースのはいったビンを飲んでいるころころいもむしさんたちがなんとも愛らしくて、私は彼らをお世話する“つむぎおばさん”や“あみものおばさん”になりたいな~と思うのです。

大人になってから出会った絵本たちなのですが、その素晴らしさ、奥深さに読む度に感動しています。 

若くして世を去ったというオルファースの作品は8冊のみとのこと。
まだあと数冊残っているので、それらも近々子どもたちと一緒に開くのがとても楽しみです。

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