S.E.A.通信
明けましておめでとうございます!
さて、
明るい話題を提供したいと思います。
この度、奈良の興福寺の中金堂が300年ぶりに復興しました!
実は関西に年始に行く機会がありまして、
有難いこのタイミングでお参りさせてもらいました。
中金堂とは境内中央に建つ興福寺境内では最大規模の仏堂です。
赤と白と青空の色合いが爽やかです。
同じ境内の建物には
五重塔や(観光客とシカが沢山いらっしゃいます)
三重塔がございます。
三重塔は、ほとんど観光客がいないのんびり過ごせる穴場のスポットです。
(こちらも国宝で、かつ興福寺内で最古の建造物なんですが・・・)
中金堂のような鮮やかな色合いと
渋い茶色のコントラストがすごく感じられるエリアとなっております。
このような塔建築は元々地震に強い構造となっているのを
ご存知ですか?
中に貫いている心柱とその他の躯体は別々の揺れ方をするように
設計されています。(免震構造)
お陰でこのように何百年も塔を拝見できることが出来ています。
平和の祈りが
長持ちする建物へ繋がっているのが感じられます。
当時の設計技術者に対する感謝の気持ちでいっぱいになりました。
設計に携わる者として、身が引き締まる年明けとなりました。
どうか、今年も、皆様にとって
明るく平和な一年でありますように!