S.E.A.通信
前回の子育て日記を読み返し、おかしなことを書いていることに気づきました。
1歳7ヶ月の末っ子は、なぜか写真を撮ろうとするとしゃがみます。
という一文なのですが、なぜか?というのが間違いなのです。
というのも、私はなぜ彼がしゃがむのかわかっているからです。
それなのに、なぜか・・・という上記の文章を書いたのはおかしい。
息子は私のまねをしているのです。
『はい撮るよー』とカメラを向ける私は、彼らを近くで撮影しようとしゃがみます。
だから、彼は一緒にしゃがむのです(笑)
子育てをするようになって、子どものもつ自己教育の能力について意識するようになりました。
受け身ではなく、自ら学んでいく能力です。
大人がおしえていくのが当然と思っていましたが、そうではないのですね。
子どもは日々の生活の中で、まわりの大人や年長者を模倣して自ら学んでいくのです。
息子の幼稚園の先生は、言葉を使っておしえるのではなく、極力言葉を使わず、行動で示す事を大切にしています。
こどもが模倣しやすいよう環境を整えることを最優先に、自ら子どもの「規範」となって、生活、立ち居振る舞い、言葉使いなどに留意されています。
私がよく自己反省することのひとつは、
「〇〇しなさい!」などと大きな声で子どもをしかったあと。
もう少し冷静になって言葉を選べば、もっと違う伝え方ができたはずなのに。
感情に流され、コントロールできずに行動してしまう。
こんな母の行動から、子供たちは自分の思いとおりにいかなくて、相手に思いを伝えたいときは、大きな声で威圧的に伝えるものなのか・・・と間違ったことを学んでしまうのです。
7歳の長女が、3歳の弟に「もう、いい加減にして!」なんて声を荒げている場面、
「まだ3歳の子に、そんな言い方はないでしょう」なんて思う私。
でも、その長女の行動の要因は???
言うまでもなく、私の娘への対応なわけですよね。
子どもによい環境を与えたいと願いながら、自らが最悪の環境となってしまう・・・(涙)
まあまあ、不完全な人間だからこそ、親になって修行しているということで、
あまり悲観的すぎてもよくないので、これからも日々努力、精進いたします。
夏休みがはじまって子どもたちとの時間が増え、
私自身の自己教育の大切さを感じている今日この頃です。