S.E.A.通信
1年生の娘の、最近流行りの遊びは『江ごっこ』。
祖父母や叔母叔父と週末を過ごすと大河ドラマを一緒に楽しみ、
その影響を受けておままごとが戦国の世界になるのです。
幼い子供の模倣力というのはすごいもので、
“江”やその娘“千姫”になりきる娘の演技やセリフと言ったら、役者顔負けです(笑)
娘が“江”だと、私は“茶々(淀)”に。 “定”や“千”の場合は、私が“江”になるのですが。。。
たとえば学校から帰って夕方の時間、夕飯を準備する私に、
「母上様、何か手伝うことがありまするか?」 (厳密な文法はいつも??ですのでご了承を)
なーんて声をかけてくれるので、
「そうじゃな、そろそろ夕食の時間ゆえ、準備を手伝ってはくれぬか?」
などど返すと、
「かしこまりました」
と一礼し、すすすーとすり足で敏速に動き、お箸を並べたり、積極的にお手伝い。
なんて素敵な『江ごっこ』!
このおままごとが始まると、従順な娘に早変わり。母は大助かりなのです。
少し前に流行っていた「お医者さんごっこ」や「お買いものごっこ」は、
家事を中断してお付き合いしなくてはならないので、正直なところちょっと困りもの。
これが『江ごっこ』だと、日常のすべてのシーンがそのまま遊びになるので、
時間を気にしないで済みますし、配役がたくさんあるので飽きることがありません。
先日3歳になった息子も、そばで「おれはさるどんだ!」と秀吉になったり、
数日前は「わしは家康だ!」なんて一緒にその世界を楽しんでいて、笑わせてくれます。
TVはみせないようにしている我家ですが、この大河ドラマにはなんとも気持ちが揺らぎます。
思い返せば私も小学生の頃から大河ドラマには親しんできました。
小学校3年生くらいだったのかな、初めてみた大河は『独眼竜政宗』。
子どもながらに岩下志麻や渡辺謙の演技に鳥肌がたったことを覚えています。
日曜8時は家族皆がリビングに集まり、女性3人はよく涙を流していました。
先週の『江』にはいよいよ嫡男の乳母、のちの春日局が登場しました。
平成1年に放送された『春日局』が懐かしく思い出されました。
当時は敵のようにみえた家光の母が、今回は主役なわけで、
今後の展開がとても楽しみです。