お住まい訪問記

年代別にみる|2010年

音楽サロンのある暮らし

東京都 W様邸

音楽サロンのある暮らし

基本データ

家族構成ご夫婦
営業担当最上 眞理子
設計担当布施 正之
現場監督青池 力
お引越し平成17年

6月8日 木曜日   晴れ

 

都内にお住まいのW様邸を訪問してきました。
NPO法人COCO湘南台の方のご紹介でご縁があってW様の建て替えの工事をさせて頂きました。

ご夫婦そろって音楽家のW様。
奥様はハーピスト、ご主人はバイオリニストです。
とても素敵なご夫婦の洗練された注文住宅は5年たった今もまるで新築のように綺麗で、本当に愛着をもって、丁寧に暮らしていただけているのだな~と切実に感じられる空間でした。

玄関にはたくさんの花々が咲き、私達を出迎えてくれました。
「孫がね、水色や青いお花が好きなんですよ。」とにこやかにご主人が教えてくださいました。

 

まず、見せていただいたのが特別に作った音楽サロン。
こちらのお部屋は音を出してもいいようにしっかりと防音の部屋になっています。
 
正面にはステージがあり、堂々と奥様のハープがおいてありました。
「ステージを作ってもらって正解だったわ。」
完成し、竣工式の時はこちらのサロンでご夫婦の演奏会に私共関係者もご招待いただき、素晴らしい演奏だったとのこと。
 
「それに、もしも家に水が入るようなことがあっても、ステージの上に楽器を置いておけば、楽器は水につからないでしょ。」  なるほど。。。

ハープを実際に見ることなど滅多にありません。
見た目も迫力があって大きく、こんなに大きな楽器を肩にのせて演奏するなんてどんなに大変だろうと思っていた矢先、

「よかったら弾いてみられませんか?どうぞ」
「本当にいいんですかー!!??」

 

左の写真を見ていただくと解るようにハープはまっすぐにすると左側の軸の部分が少し左側に傾いています。
それを肩に傾けるようにのせるので重心がまっすぐになり、指一本でも支えられるようにとーっても軽いんだそうです
実際肩に乗せると、本当に軽いです。そして足のペダルで音を半音上げたり下げたり出来るのだそうです。
珍しい経験をさせていただきました。ありがとうございました。

 

玄関が明るく広々としています。「玄関の上がるところをカーブにしてもらって、設計士さんのヒットアイデアだな!」
とご主人。直線ばかりになりがちな建物もどこかに曲線をもってくることでグッとスタイリッシュな仕上がりになりますね。

「現場監督の青池さんは対応が素晴らしくて、私達の為に何がより良いか毎回考えてくださいました。これからのメンテナンスもしっかりお願いしようと思っています。」
と奥様からの嬉しいお言葉を頂きました。ありがとうございます。

壁も漆喰の塗り壁で、家の中の空気が違うんです!日差しやライトの当たりも柔らかくなってこういう所にも壁紙クロスではできない空間作りがされていました。

 

奥様は音楽でオランダ在住されていたこともあり家の中にはヨーロッパを感じさせる素敵な小物や置物がありました。
でも特にポイントで存在感を出していたのは、この家の為に古民家から探してきたドアや引き戸、アンティークの日本家具や小物達です。

古いものを現代の住宅に取り入れて、こんなにしっくりとカッコイイ・・・
  
新しい家なのになんだかお二人の歴史を感じるような格調高い“こだわり”を沢山発見することが出来ました。

詳しい写真がフォトギャラリーに掲載中です。そちらも合わせてご覧ください!

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